フォトギャラリー アジア編4

 フィリピン

1フィリピン北部のルソン島バナウェにある世界遺産のライステラス(棚田)。イフガオ族によって造られた苦心の賜物であり、「天国への階段」でもある。2猿に犬、雉ならぬ鶏の揃い踏み。主役の桃太郎は「何処へいった~!」とお猿さんがダダをこねて叫んでいるようです?
3ルソン島奥地の村での一コマ。あばら家で暮らす村人は確かに貧しい。しかし厳しい自然の中にあって誰もが安寧の面持ちで私に接してくれた。4土産物作りに精を出す年端もいかぬ少女。家族のためにと健気に働く姿に、この場に居合わせた気儘な異邦人は何を思う・・・
5広い島をバスで移動中、車窓に映る村々に何処かの桃源郷のような幻影を見てしまい、思わずここで降りてしまいたい衝動にかられる。6サガダという村の洞窟で累々と積みあがった棺を目にする。先祖が眠るこの墓地はひんやりとして、あたかも霊気が漂うような雰囲気を醸し出していた。
7バスでの長旅の末、世界遺産のビガンに到着。あたりはすっかり暗くなり街灯が照らし出すスペイン風の石畳を頼りに宿を探す。8バナウェの村で記念に求めたライスゴッド・ブルルを宿のテーブルに置く。ライトで図らずもシルエットになった様がその名の如く神々しく目に写った。

 台湾 (台北)

1日本ではエキセントリックな光景でもアジアでは極当たり前の日常である。どれがうまそうかなどと品定めをするための陳列といえよう。2ここまでくるとファニーで笑える。敢えて言うなら氷の温泉に浸かり、只管買主を待っているさかなくん達といったところか。
3言わずと知れた東披肉。とろける食感、染み渡る肉汁、古典的表現でいうところの思わずほっぺが落ちそうな美味さなのであります。4高名な文官が降臨してきた龍と恰も心の交信を図っているかのような神格的ジオラマについ目が止まった。
5何も求めない、只一心に手を合わせる。清浄な心にこそ光明を見出すことができることを仏様は唱えています。6ある時は貪欲なまでに食べ物を求め、またあるときは清貧の心をもって仏様と対峙する。この清濁併せ持った姿こそ人間なのだ・・・

 中国 (上海)

1aアジア台頭の急先鋒である中国。その中にあって上海の発展は目まぐるしい。見方のよってはいつか暴走しかねない危うさを孕んでいる。2aふと足元に目を向けると路地裏に古道具屋があったりする。無造作に積み上げられた種々雑多な品々につい憐憫の感情を抱いてしまう。
3a浦東地区のビジネス街から見る上海の夜景。まるでイルージョンを見るかのような壮観な情景に絢爛さと同時にある種の空虚さを垣間見る。4aビジネス街を一歩でると、昔と変わらない(ちょうど昭和30年代の日本)情景をそこかしこで目にする。このギャップは何なんだ!
5a繁華街の大食堂。さすが中国人の胃袋を満たすだけのことはあって、メニューの多さにビックリするやら呆れるやら・・・6a蘇州で見かけたブライダルの撮影風景。暑いさなか汗をかきながらの撮影。想い出作りにも並々ならぬ努力が必要なのである。
7a何やら水槽の魚が気になる赤ちゃん。孫のそんな姿を微笑ましく思うおじいちゃん。どこにでもあるシーンにこちらの顔もつい緩みがち。8a浦西の外灘(バンド)。19世紀後半から多様な欧風建築のビルディングが立ち並び、川沿いの遊歩道も黄昏時は人々で沸き返る。

 韓国

1a 幾多の外圧に翻弄された歴史を持つ韓国。遠くは高麗・李氏朝鮮の時代に儒教の精神に育まれ、誇り高き清貧な民族であった、その往時が偲ばれる。2aハングルの電光看板がひしめく繁華街をコートの襟を立て行き交う人々。聞くところ夜間地球上で一番明るい国なのだそうだ。
3a慶州のとある屋台に飛び込む。湯気の向こうに、この国特有のパッションを感じ、韓国風おでんを一気に平らげる。これってリドリー・スコットの世界?4aチャガルチの屋台でアジュマの作るとっておきの煮込み鍋をいただく。冷え切った身体の五臓六腑に熱いチゲの旨味が染み渡る。
5aワタリ蟹をキムチに漬け込んだケジャンをいただく。程よく熟れた発酵食の筆舌に尽くしがたい奥深さを堪能させてもらった。まさに天下一品である。6a凍てつく市場の片隅で冷凍魚に囲まれ寒さをひたすら耐え忍ぶ老婆。初め、辺りにあまりにも同化していてその存在に気づかないでいた。