| かつてレコンキスタの名の下にイスラム勢力一掃を企て陥落させた最後の地グラナダ。悠久のアルハンブラ宮殿が古への記憶を呼び覚ます。 | | グラナダ到着後、早速バルへ出かけビールを煽る。敬愛する写真家ウジェーヌ・アジェの世界が眼前に繰り広げられる。何かワクワクしてくる。 |
| アルバイシンのカフェで熱きカップルに遭遇。互いの愛を確かめるように唇を重ね合わす。美しい光景ではありませんか。 | | アルハンブラ宮殿で何やら調べものをする女性。壮大な歴史ロマンに抱かれて、ともすると寛いでいるようにも見受けられる。 |
| 大聖堂での一コマ。息を呑むようなカテドラルを仰ぎ見ることでイスラム支配からの脱却を高らかに告げた往時を偲ぶことができる。 | | これでもかと思えるくらい豪華絢爛を尽くした大伽藍にキリスト教徒の信心の深さと美意識の高さを感じずにはいられない。 合掌 |
| 慈悲深いマリア様が見つめる中、何やら未知の世界へ吸い寄せられるように誘われる少女。その時私はそっとシャッターを切った。 | | 移ろいやすい夕暮れ時、あまりよく関係性を見いだせない二人の男が酒を酌み交わす。他人の憶測もなんのその、楽しければそれでいい。 |
| こんな処(バルのカウンター)に牛さんがと思いきや、剥製のそれでありました。スペインは牛と共に、牛は人と伴に...。
コルドバにて | | スペインの生ハムことハモンセラーノ。厳ついお兄さんから削いで貰って賞味したが凝縮された旨味が口一杯に拡がり絶品でありました。
|
| おじさんがカメラを向けているいることも知らず何やら物憂げにスマホに目をやるカップル。昨今のデートではこれがハッピーアワーなのでしょう。 | | クラブで吟遊詩人の如くギターを奏で唄に興じる若者。ネイティブな曲が異邦人の私の心にも深く沁み込んでくる。
ありがたきかな・・・ |
| セビーリャからロンダへ向かう車窓からアンダルシアの大地を撮る。何処からともなくアランフェス協奏曲が脳裏にこだます。 | | ロンダの闘牛場で小さなマタドール?に出会う。闘牛の歴史はスペイン文化の足跡と言っても過言ではない。 |
| 闘牛場の白壁でポーズをとるスペインのやんちゃ坊主君。彼もマタドールを気取っているのか、妙に凛々しいではないか。 | | マラガで丁度フェスティバルが催されていた。それぞれのチームが唄に思いを込めて大合唱。言葉はわからないが熱い心は伝わってきた。 |
| ヒブラルファロ城からマラガの町を見下ろす。コスタ・デル・ソルの玄関口であるマラガで、まだ2月というのに南国の陽光が出迎えてくれました。 | | コスタ・デル・ソルで所縁のパエリャ・デ・マリスコスをいただく。シーフード盛沢山で、彩りもよく味も秀逸。大満足でありました。 |
| マラガの落陽を拝みつつ、しばし物思いに耽る。一羽のカモメがこちらの思いを察したかのようにバッチリのタイミングでフレームに収まってくれた。 | | フェスティバルも佳境に差し掛かって、次の催しを心待ちにする可憐な少女。マルケス・デ・ラリオス通りの電飾が一際美しく映える。 |
| 山間にポツリと開けた白い街並みのミハス。青空と勇壮な白雲のコントラストがより一層町の雰囲気を高めてくれる。 | | こじんまりとした観光地で仕事に精を出す少年。こんなシーン、いつか古い洋画で観たような気がする・・・
自転車泥棒だったかな? |
| 遥か眼下に開ける景色を眺めながら、二人が共有した濃密な時間に想いを馳せる。これまでも、そしてこれからも・・・ | | グラナダへ戻り旅も終りに近づき、初めて歩いた街並みを懐かしく思いながら練り歩く。飼い主に抱かれこの上なく幸せそうなワンちゃんに出くわす。 |
| アンダルシアといえばフラメンコ。内に秘めた情熱が一気に迸り、観る者を興奮の坩堝へ陥れる。なんと熱きことか! | | 最終日にグラナダの夜の街を徘徊する。人々は酒を煽り、人生を語り、そして家路へ着く。みんな元気で・・・ アディオス!アンダルシア |