フォトギャラリー アジア編5 ▼アジア編1 ▼アジア編2 ▼アジア編3 ▼アジア編4 ▼アジア編5 ▼ヨーロッパ編 トルコ トルコのイスタンブールへやってきた。まずはアヤ・ソフィア寺院を眺めながらボスポラス海峡の舌平目のムニエルにまさしく舌皷を打つ。新市街のタクスィム広場。人々が思いおもいに日々を謳歌している様が見て取れる。しかし画面の外ではデモ防止の警備隊が常駐していた。 スルタン地区の絨毯屋で気持ち良さそうに昼寝をする子猫ちゃん。店の主人も懐の深さゆえか敢えて追い払ったりはしない。ブルーモスクで見かけた神秘さを称えた瞳でドームをじっと見つめる美しき女性。もう言葉は何もいらない。 敬虔なムスリム信者は日に5回アラーの神に祈りを捧げる。偶像崇拝のない彼らは独自の礼拝所で頭を垂れ只管真剣に祈る。ムスリムの女性は夫以外には肌を見せない。よって外出時は黒いチャドルを羽織ることとなる。背後の看板が偶然とはいえアイロニカルである。 トルコの民族舞踊だろうか。男性が瞼を閉じ半ば恍惚状態でゆっくりと独楽のように回転する。その様は妖精の降臨を思わせる。本場のベリーダンス。その踊りから女性が本来持っている情念のようなものを感じずにはおれない。それにしても体のキレが凄い! ネオン煌くイスタンブールの街並み。レンビッカというロシアの画家の絵を彷彿させるようなエッジのきいた華やか光景である。ホテルの窓からあの有名なブルーモスクが見える。自分が遠いアジアの東の果てにやってきたことをあらためて実感する。 バザールでの一コマ。軒の合間から差す陽光に貫録十分の女性が堂々と浮き上がる。そのためか後ろの男性諸氏がみすぼらしく見えてしまう。シリア国境のティアルバルクへ行くバスの中で孫をあやす女性と隣合わせる。目を大きく見開き、いかにも元気そうな赤ん坊とこの国の将来を重ね合わせる。 寺院のお堂の中。外は40度近くあるというのに屋内は思いのほか涼しい。アーチ状に築かれた天井に流麗さを見るとともに崇高さを感じる。トルコ西部に位置するマルディンの石造りのカフェ。軍鶏がお出迎え?とはなかなか洒落ていてよろしい。冷たい紅茶を一杯! 路地裏を徘徊していたら仲良しのトルコ版童に遭遇。愛らしい仕草で懐いてくるので尚のこと可愛らしい。でも何故パンツをはいてないの?マルディンの暗渠のような通路。石の文化が造り上げた迷路のような町並み。そこで灼熱の砂漠の暑さを避けるように生きてきた。 このオジサン、羊の頭を炉で焼く仕事をしていた。酷暑の中、燃え盛る炉での作業は過酷を極める。黙々と仕事をこなす姿には頭が下がる。こんな砂漠の一帯で何処でこんなに瑞々しい作物が採れるのか不思議でならない。いかにも自然の恵みといった感じ。 燦々と照りつける太陽のもとカフェテラスで寛ぐ紳士。外は40度でも日陰では温かいお茶が飲めるくらい涼しいのは湿度が低いせいだろうか。快適だ。村で出会った少女。見慣れない異邦人に臆することもなくアラビア語?で話しかけてくる。お茶目なところが愛らしい。 マルディンの夜景。心優しき村人の住まう砂漠の城塞都市で過ごしたこの4日間は忘れることのできない想い出となるであろう。イスタンブールへ戻るとその日はラマダン(断食日)の初日だった。日没に合わせ人々は集い喜々として食にありつく。感謝もより一層だろう。